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2023 / 09 / 17 16:00
満蒙開拓平和記念館訪問
9月17日、満蒙開拓平和記念館を千葉県日中友好協会の皆さんと訪れました。この記念館は長野県下伊那郡阿智村駒場にある博物館で、旧満州(中国東北部)に入植した満蒙開拓団の苦難の歴史を伝え、平和の尊さを次世代に語り継ぐために2013年4月に設立されました。近代史を知る上で私たち日本人であれば誰もが一度は訪れるべき博物館でしょう。
太平洋戦争当時、生糸の市場価格が暴落、養蚕業の衰退、貧困にあえぐ農家に対し、国は「20haの農地と豊かな生活を与える」といい、27万人の日本人を入植させました(長野県は最も多い37,859人)。しかし、戦況が徐々に悪化。1945年8月、日本はポツダム宣言を受諾、戦争が終結してもなお、満州ではソ連軍の進軍によって8万人が犠牲となり、命からがらの逃避行を強いられました。自分はさておき、我が子だけでも命を救いたいと願う中、仕方なく中国人に預けられた子供がいわゆる中国残留孤児です。満蒙開拓ミニ知識を参照ください。(記:文京区日中 小穴源太郎)